教会カルト化の訳①

教会がカルト化する問題については、ネットや様々な書籍に沢山あるのですが

その著者には二種類あります

健全な教会で信仰をもつようになり、カルト問題に関わってくださっている方と、

カルト的教会でキリスト教を知るようになったが、問題に気付き、脱退した後

信仰に導かれた人です

どちらの立場がいいということではないのですが

私は後者にあたりますので、元カルト的キリスト教徒としての視点と経験で

この教会のカルト化について書いてみたいと思います

何故かと言いますと、

どうしてカルト化してしまったのか?

なぜカルト的教会なのか?

と疑問が尽きないからです

それは、カルトの人は皆さん”いい人”だからです

言い換えると”悪い人ではない”と思うのですが

教会にはカルト的問題が存在するという矛盾があるようにおもうのです

私が初めて、この教会を訪れた時は

いい意味での衝撃しかありませんでした

訪問者を明るく迎え孤立しないように歓迎してくださり

皆さん、明るく、よく与え、暗い人は見当たらず

とても魅力的でした

素直に、あーいいなー、こんな風になれたらいいなーと思ったものです

こういった状況をカルト研究者は”ラブシャワー”と呼ぶそうです

もちろん悪い意味で使います

つまり、質の悪い営業マンが

最初はいいけど、見込が失せると手の平を返すように態度が変わるように

勧誘の手段としての”ラブシャワー”に気をつけるようにと注意喚起します

勿論その通りなのですが、冒頭に書いたようにこの考えは、

カルト未経験の研究者の意見であるように感じます

元カルトの私が今でも思うのは、カルトの皆さんは

テクニック的や裏表を使い分ける詐欺師ようではなく、

純粋な気持ちで与えていたと思っていますし

エス様の様に歩みたいという熱心さの現れであったとおもいます

また、教会の伝道者やリーダーさん達はさらに魅力的で

人格的にもタレント的にもいい人オーラが

一般信徒のパワー三倍増しに見えました

何かと話題の多いトランプ大統領ですが

連邦議会への暴徒乱入をうけて

トランプ氏を暴徒を先導したカルトリーダーといったようなニュース記事が目立ちます

しかし、聖書が注意喚起する偽指導者は見た目は羊で中身はオオカミ(マタイ7:15)

とりあえずトランプ氏は、まず見た目がオオカミなので

中身が羊であるか、もしくはオオカミであるかになり

このカルトリーダーは当たらないようにおもいます

教会の指導者は見た目は魅力的な羊のようでした

ところが、教会ないはカルト的と言える問題の実を結んだ結果となっていました

傷ついて信仰から離れる人、鬱になる人、結婚や男女交際の制限を受けた人、

宗教的虐待を行う人、日曜日の礼拝に参加できないことで退職せざるを得ない人

など様々ありました

聖書を読み、熱心に祈り、犠牲を払い、弟子として頑張ったのに

なぜ?

と思うわけです

そして、上記のような問題がありながらも

カルト的教会から離れようとしない、問題直視しない

大きな理由が

教会の人はみんないい人で熱心だから

お世話になったから

助けてもらったから

などが

問題意識を上回ることになり

みんな罪人だから

完璧な教会は無いよ

と自分を慰めるとになります

わたしはこの悪循環無限ループを

たち切らないと同じところをぐるぐる回されるだけで

やがて疲れはてて、信仰から離れる結果をもたらすと考えます

そこで、やっぱり

なぜ?を考えたいと思います

次へと続きます。