脱カルトと東京キリストの教会と元メンバーの私

脱カルト・聖書から学んだこと

健全な信仰への道:メシア預言を比喩的に解釈しないこと

旧約聖書には、メシア預言が四類型あり 初臨のみ、再臨のみ、初臨と再臨、それらすべて含んだ贖いの業すべて となりますが、今回は初臨について書かせていただきたいと思います とりわけ福音書についてです メシア預言に関して復活のイエス様御自身がこう言…

健全な信仰への道:最初の聞き手や読者の理解

聖書が書かれた時と現代では時間的な隔たりがありますので 現代的な常識や習慣を用いて解釈することはよくありません 解釈学のゴールは著者の意図を探し当てるところにある為 語られた神の言葉の、最初の聞き手や 書かれた手紙の、最初の読者が 最も明瞭に理…

健全な信仰への道:教会

新約聖書に登場する「教会」は二つの意味に解釈されますが こちらも文脈によって解釈されます 聖書には無い言葉ですが概念から分けて表すと 「普遍的教会」(目に見えない教会)と 「地域教会」(目に見える教会)になります ➀普遍的教会とは 使徒の2章ペン…

健全な信仰への道:文脈と神の霊感

【正しい解釈の為に文章の文脈(前後関係)を知ることが重要】 聖書を読み進め解釈する時、この文脈が非常に重要になっています まず、社会の例をあげますと 政治家や芸能人がコメントした際に、 ネガティブなある一部分が切り取られて週刊誌記事になり その…

健全な信仰への道:歴史的事実と教理

【歴史的事実から教理を導きだしてはならない】 聖書を取り扱う際に上記の原則があります 聖書には、歴史的事実がそのまま記載されている箇所があります 神が行った御業、超自然的な出来事、登場人物の行い、過ち、家族関係など 様々なことがらが書かれてい…

健全な信仰への道:解釈と適用を区別する

解釈学【解釈と適用を区別する】 脱カルトされた方には、聖書を開けなくなったとか 聖書を読むと、当時の悪い体験がフラッシュバックするとか 聞いたことがあります そこには、指導者から聖書を用いて何かを強要された経験や 一度そのように言われたので、再…

健全な信仰への道:解釈学を取り入れる

これまで、カルト教会には様々な口伝律法(その教会独自の掟)があり その口伝律法が問題であると書いてきました 教会を不健全な信仰へと導くその口伝律法が 正しい教えなのか誤りなのかを判断する必要が あるわけなのですが、私が最も助けられたのが 神学の…

教会カルト化の訳まとめ①

教会をカルト化させた事例は様々あるようですが その根本にあたる初期のがん細胞の様な存在は その教会がつくった、口伝律法であると わたしは考えます。 例えば、東京キリストの教会では マタイ6:33 神の国と神の義をまず第一に求めなさい という聖句の”…

教会カルト化の訳④

前回は異端的教えから律法主義に陥ってしまい肉のわざが活性化し罪が蔓延した 教会についてでしたが、 ローマ書の7章では、パウロは自分自身に同様の問題がおきていたことを 体験的に証ししています 7:8,11 罪は戒めによって機会をとらえ・・・ と、ガラテ…

教会カルト化の訳③

教会のカルト化の訳を考えていきますが 私が以前、所属していていた 東京キリストの教会での体験を基にしていますので、聖書を解釈した上での 一つの適用と捉えてください。 この教会は聖書解釈においては、間違った福音を唱える異端の教会にあたるので 前回…

教会カルト化の訳➁

先日ですが、6回シリーズのキリスト教系カルト対策のセミナーに参加してきました カルト対策のベテラン牧師さん数名による、カルトの現状や対策 脱退者による証しなど、貴重なお話を沢山聞くことが出来ました その中で、数多くのカルト教会を見てきた牧師さ…

教会カルト化の訳①

教会がカルト化する問題については、ネットや様々な書籍に沢山あるのですが その著者には二種類あります 健全な教会で信仰をもつようになり、カルト問題に関わってくださっている方と、 カルト的教会でキリスト教を知るようになったが、問題に気付き、脱退し…

ガラテヤ人への手紙から 5の3

ガラテヤ3:6から22に救われる(義とされる・罪赦される・神との関係の回復)原則があると書きましたが、パウロは信仰の父である、アブラハムを引用し異邦人であるガラテヤ人(ユダヤ的背景の無い)に解説を始めます。 ガラテヤ3:7 だから、信仰によって生…

ガラテヤ人への手紙から 5の2

ガラテヤ3: 5あなたがたに“霊”を授け、また、あなたがたの間で奇跡を行われる方は、あなたがたが律法を行ったから、そうなさるのでしょうか。それとも、あなたがたが福音を聞いて信じたからですか。 6それは、「アブラハムは神を信じた。それは彼の義と認め…

ガラテヤ人への手紙から 5の1

これまで、救いについて 何度も、信じるだけであること ○○○○しなくては救われないは、福音の添加物であって 異質なものになってしまうことを書いてきましたが ガラテヤ3:6~22 においてその根拠をパウロは解説しています。 ガラテヤ3:6~9から信仰の父アブ…

ガラテヤ人への手紙から 4

ガラテヤ人への手紙の構成は 1章~4章が教理・教義 5章、6章が適用・実践です この1~4章の大きなテーマは福音の定義ですが 2:6 その主だった人たちは、(エルサレムの使徒達)私に対して何も付け加えはしませんでした。 3:15、、、それに付け加えたりしま…

ガラテヤ人への手紙から 3

ガラテヤ人への手紙の特徴として挙げられるていることに パウロが書いたこの手紙には他の手紙との違いとして 誉め言葉がない 賞賛の言葉がない 感謝の言葉が無い 祈りの要請が無い 信徒に対して「キリストにあって」「キリストのうちにあって」いわゆるIn Ch…

ガラテヤ人への手紙から 2

新約聖書のなかで最初に書かれたものが このガラテヤ人への手紙と言われています 第一回伝道旅行(使途16:6)第二回伝道旅行(使途18:23)に名前があがっているようにパウロ自身が福音を語り自分が設立した諸教会ですが 初代教会の論争として最初に大きな…

ガラテヤ人への手紙から

ある神学校で講師が生徒へ課題を出したそうです それは、イエス様が語られた教えの中で 最も多いものは何についてであったか? というものだったそうです 愛についてか?赦しか?悔い改めか? 神学生たちは福音書から一つ一つ分類し 数えていき答えを導きだ…

弟子とは その7

東京キリストの教会的に救いの条件としては 福音+弟子の条件(水の洗礼含む)+教会のルール となるのではないでしょうか 弟子の勉強は救いの条件へとスライドし 弟子が救われる として、弟子としてこうあるべき! という律法が生まれることにつながります …

弟子とは その6

これまで、東京キリストの教会的テキストの弟子の勉強の問題点を書いてきました ユダヤ的に弟子とは、フォロワーや学ぶものという意味があります さらに、信じること と 行い は現代的な一般的宗教観から区別しがちですが ユダヤ的にはコインの裏と表のよう…

弟子とは その5の続き

前回、信じるだけでは十分ではない という教えを まだ救われていないと促す段階で適用させることに 問題があると書きました。 誤解の無いようにしますが 何もしない方がいいとかサンデークリスチャンでOKとか そういった議論ではありません 適用のタイミング…

弟子とは その5

ヨハネ8:31 イエスは御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当ににわたしの弟子である。 この聖句も未信者の弟子についての学びに使用されます 信じたユダヤ人=信者と適用し 言葉にとどまるなら=弟子と適…

弟子とは その4

使徒11:26 ”このアンティオキアで、弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである。” まず文脈ですが、10章で初めて異邦人が救われたことをルカは記載しました。11章でペテロによってそのことがエルサレム教会に報告されました。さらに11章で…

弟子とは その3

マタイ28:18-20 それゆえ,あなたがたは行って,あらゆる国の人々を弟子としなさい。 そして,父,子,聖霊の御名によってバプテスマを授け, また,わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように, 彼らを教えなさい。 昇天まえのイエス様の…

弟子について その2

以前、カルト的信仰の入口と出口と書きました 出口については誤った洗礼の解釈を書きました 私が思うこの入口について書きたいと思います 東京キリストの教会の未信者の聖書勉強の 基礎がおわり、いよいよ本腰の聖書勉強の最初に キリストの弟子についての学…

真理のみことば伝道協会の記事について

cult-sos.net 上記の記事についてですが 私もこの記事を読んでとても驚きました 悔い改めのことではなく、 東京キリストの教会が外部の牧師を招いたということに 驚きましたしたので、とても気になり、真理のみことば伝道協会に 電話して聞いてしまい、 結局…

弟子について

昨年2018年にカルト的キリスト教会に詳しい牧師さんを訪ねました 色々と質問したかった為です 東京キリストの教会については20年以上前から 元メンバーの方々から相談をうけていたようでした それらをまとめた印象から 行き過ぎた弟子訓練の教会 というイメ…

そもそも洗礼(バプテスマ)とは何か その7

これまで洗礼(バプテスマ)について書いてきました 誤解のないようにお伝えしたいのですが 水の洗礼が救いの条件であることに対して 否定をしていることであって、どうでもいいと思っているわけではありません。 イエス様も行われ、授けるように言われた弟…

そもそも洗礼(バプテスマ)とは何か その6

使徒2:38の続きです まず文脈ですが イエス様のが復活されて→昇天されます→ペンテコステに聖霊降臨が起こり→使徒達が異言を語り、そしてペテロが第一回目のメッセージを行った その内容の一節となります。 まず、:5~あるようにこの場にいたのは巡礼に訪れ…